はじめに:

本記事で使用したデータはすべてデモ用に作成したサンプルデータです。
 実際の顧客情報・売上データは一切使用していません。

月末になると始まる、あの作業がある。各担当者のCSVを集めて、Excelで集計して、テンプレートに数字を貼り付けて、コメントを書いて

——気づけば2時間が経っている。

毎月繰り返しているのに、いつまでたっても慣れない作業。

そんな思いしている人は多いのではないでしょうか。

今回は、Claude Codeに売上データと案件管理データのCSVを渡して、集計・分析・レポート化の3ステップをまとめて自動化する方法を紹介します。

操作は2回の指示で完結します。

準備するもの

今回使うファイルは以下の3点です。

・月次売上データ.csv(担当者別・商品カテゴリ別・月別の売上実績)

・案件管理データ.csv(進行中の商談リスト・受注確度・次回アクション)

・月次レポートテンプレート.txt(レポートの見出し構成・記載項目のひな形)

これらを同じフォルダに入れてVS Codeで開き、Claude Codeのパネルから指示を出すだけです。

STEP 1|CSVを読み込んで集計・分析する

まず最初の指示を入力します。2つのCSVファイルを渡して、売上の集計と分析をまとめてやってもらいます。

以下の指示を入力します。

月次売上データ.csvと案件管理データ.csvを読み込んで、売上の集計・分析をしてください。

記事内の説明画像

送信すると、Claude Codeが2つのCSVファイルを読み込んで分析を始めます。しばらく待つと、画面に分析レポートが表示されます。

Claude Codeが月次売上サマリーと担当者別売上を表形式で分析した結果画面

出力されたのは6つのセクションに整理された分析レポートです。

月次売上サマリー・担当者別売上・商品カテゴリ別売上・パイプライン分析・緊急アクション・まとめと示唆——それぞれ表形式で見やすくまとめられています。

商品カテゴリ別売上とパイプライン分析が表示された分析結果画面
商品カテゴリ別売上とパイプライン分析が表示された分析結果画面

特に目を引いたのが「緊急アクション」のセクションです。

緊急アクション一覧とまとめ・示唆が表示された分析結果画面

期限超過・本日締切・明日締切の案件が優先度順に色分けされて整理されていました。

CSVのデータを読むだけでなく、今日の日付を基準にして「何を今すぐやるべきか」まで判断して出力してくれています。

分析が終わると「何か特定の切り口でさらに分析が必要であればお伝えください」という一文が出てきます。

追加の分析指示を出すこともできますが、今回はそのままレポート化に進みます。

STEP 2|分析結果をテンプレートに沿ってレポート化する

分析結果が出たら、続けてレポート化の指示を出します。

この分析結果をもとに、月次レポートテンプレート.txtに沿って月次営業レポートを作成し、営業月次レポート_2026年4月.txtとして保存してください。

月次レポートテンプレートに沿ったレポート作成・保存の指示文を入力している画面

送信すると、まずテンプレートファイルを読み込んでから、分析データをあてはめてレポートの生成を始めます。

しばらくすると「Allow write to〜営業月次レポート_2026年4月.txt?」という確認が表示されるので、「Yes」をクリックします。

Claude Codeが営業月次レポートファイルへの書き込み許可を求めるダイアログが表示された画面
Claude Codeが営業月次レポートファイルへの書き込み許可を求めるダイアログが表示された画面
Claude Codeが営業月次レポートファイルへの書き込み許可を求めるダイアログが表示された画面

「Yes」をクリックしてから数秒で、139行のレポートファイルが完成します。

Claude Codeのパネルには5つのセクションすべてを埋めたという説明も表示されます。

生成されたレポートの中身を確認する

完成したファイルを開いてみます。テンプレートの5セクション構成がそのまま使われていて、分析データが各項目に正確に反映されていました。

営業月次レポートが完成しClaude Codeが5セクションの内容を説明している画面

売上サマリーが数字付きで整理されている

冒頭の売上サマリーには、今月の総売上・目標達成率・前月比がすべて数字付きで記載されていました。担当者別のランキングも目標達成率入りで出力されています。

CSVの数字を自分で集計してテンプレートに貼り付ける作業が、まるごとなくなっています。

生成された営業月次レポートの冒頭・売上サマリーセクションが表示された画面

課題・懸念事項まで自動で書かれている

「課題・懸念事項」のセクションには、高橋誠の4月売上失速の原因分析、A-007の期限超過リスク、コンサルティング案件の件数不足など、4つの課題が具体的な数字付きで整理されていました。

データを読んで「何が問題か」まで判断して書いてくれています。

来月のアクションプランが担当者別に出力されている

最後のセクションには、担当者4名それぞれの具体的なアクションプランが案件名・期限付きで記載されていました。

「全員向け」の共通アクションと「担当者別」のアクションに分けて整理されていて、このままマネージャーが確認・修正して使える状態になっています。

生成された営業月次レポートの末尾・担当者別アクションプランが表示された画面

活用のポイントまとめ

  • CSVの列名(担当者・売上金額・受注確度など)をわかりやすく書いておくと、分析の精度が上がります
  • テンプレートに記載項目を具体的に書いておくほど、出力がぶれません
  • 分析とレポート化を2回の指示に分けることで、分析結果を確認してからレポート化に進めます
  • 生成されたレポートはたたき台です。数字の最終確認・コメントの肉付け・社内承認を経て使うことになります

まとめ:毎月2時間かけていた作業が、2回の指示で終わる

CSVを渡して2回指示を出す。それだけで、集計・分析・レポート化の3ステップが完結します。

毎月末に繰り返していた「数字を集めて・集計して・テンプレートに貼り付けて・コメントを書く」という工程が、まるごと短縮されます。

もちろん生成されたレポートがそのまま完成品になるわけではありません。ただ「白紙から書き始める」のではなく「完成度80%のたたき台を修正する」に変わるだけで、かかる時間は大きく変わります。


月末のレポート作成に毎回時間がかかっているけど、改善の仕方がわからないなどのお悩みがあれば、ぜひこちらのUDATAお問合せよりお気軽にご相談ください。どのCSVを渡せばいいか、一緒に整理いたします。

まず手元にある先月のCSVを1枚用意して、試してみてください。そこから始めるだけで十分です。