本記事で登場する人物・企業・採用データはすべて架空のサンプルデータです。
 実際の個人情報・採用情報は一切使用していません。

この記事では、こんな人事担当者のペルソナを設定して話を進めます。

松本 久美(41歳)/製造業 中小企業 人事部 主任

採用・労務・評価制度・研修を一人で兼務。求人票の作成・面接後のメモ整理・評価レポートのとりまとめなど「書く仕事」が多く、本来注力したい面接や社員面談の時間が削られている。



採用業務は「人を見る仕事」のはずなのに、気づけば書類作業に追われている——そんな状況に心当たりのある人事担当者は少なくないと思います。

求人票を一から書いて、面接が終わればメモを整理して評価レポートにまとめて、複数の候補者を比べる比較表も作らなければならない。

今回は、人事担当者の採用業務で繰り返し発生するこの3つの作業——求人票の作成・面接評価レポートの作成・候補者比較表の作成——をClaude Codeで片付ける方法を紹介します。

場面①:採用要件から求人票のたたき台を生成する

求人票を一から書くのは地味に時間がかかる作業です。

職種・業務内容・応募条件・会社概要を整理して、読んだ人が応募したくなるような文章にまとめる必要があります。

採用要件をまとめたファイルをClaude Codeに渡して、求人票のたたき台を作ってもらいます。

以下をClaude Codeに指示出しをします。

採用要件_営業職.txtを読み込んで、求人票のたたき台を日本語で作成してください。

採用要件ファイルの読み込みと求人票作成の指示文を入力している画面

92行の求人票が完成しました。

仕事内容・募集背景・応募資格・雇用条件・選考フロー・会社概要という構成で、最後に「ミライ精工で働く魅力」というセクションまで自動で付いていました。

採用要件ファイルに書いた「少数精鋭・残業月平均20時間以内・有給取得率75%」という情報が、そのまま求職者へのアピールポイントとして使われています。

Claude Codeが生成した求人票の冒頭(仕事内容・募集背景)が表示された画面
求人票の中盤(応募資格・雇用条件)が表示された画面
求人票の末尾(会社概要・ミライ精工で働く魅力)が表示された画面

求人票を一から書くと1〜2時間はかかる作業です。

採用要件をまとめたファイルさえあれば、その時間がほぼ丸ごと省けます。あとは文章のトーンや細部を調整するだけです。

場面②:面接メモから採用評価レポートを作成する

面接が終わったあと、メモを整理して評価レポートにまとめる作業は、面接官にとって毎回負担になります。

特に一人で複数の面接を担当している場合、後回しにしているうちに記憶が薄れてしまうことも少なくありません。

面接中に取ったメモをそのままClaude Codeに渡して、評価レポートを作ってもらいます。

次は以下の指示出しをしてみます。

面接メモ_候補者A_山田太郎.txtを読み込んで、採用評価レポートを作成してください。

面接メモファイルの読み込みと採用評価レポート作成の指示文を入力している画面

130行の評価レポートが完成しました。

総合評価★4/5・二次面接推薦という判定から始まり、採用要件との適合度チェック(◎△×による項目別判定)・強みとポジティブポイント・懸念点・二次面接での確認事項(推奨質問リスト)・判定と次のステップまで、一気に出てきました。

採用評価レポートの冒頭(総合評価・採用要件との適合度チェック)が表示された画面
評価レポートの強み・ポジティブポイントが表示された画面
評価レポートの懸念点と二次面接での確認事項(推奨質問)が表示された画面
採用評価レポートの判定・次のステップと保存完了が表示された画面

特に目を引いたのは「採用要件との適合度チェック」のセクション。

面接メモの内容と採用要件を照合して、必須条件・歓迎条件・人物像それぞれについて◎○△×で判定してくれています。

「普通自動車免許:面接中に確認なし。次のステップで要確認」という指摘まで出てきました。

面接メモをそのまま渡しただけで、次の面接官に引き渡せるレベルの評価レポートが完成します。面接直後に指示を出しておけば、記憶が新鮮なうちに整理が終わります。

場面③:複数の候補者を比較した採用判断表を作成する

複数の候補者が出揃ったら、採用を最終判断するための比較表が必要になります。3名分の面接メモを渡して、採用判断表を作ってもらいます。

次は以下を指示してみます。

面接メモ_候補者B_鈴木花子.txtと面接メモ_候補者C_中村誠.txtも読み込んで、候補者A・B・Cの3名を比較した採用判断表を作成してください。

候補者B・Cの面接メモ読み込みと3名比較の採用判断表作成の指示文を入力している画面

167行の採用判断表が完成しました。

候補者プロフィール比較・採用要件適合度チェック・業務別適性評価・強み懸念点まとめ・総合評価推奨順位・二次面接での共通確認事項という構成です。

採用判断表の候補者プロフィール比較と採用要件適合度チェックが表示された画面
採用判断表の業務別適性評価と候補者ごとの強み・懸念点まとめが表示された画面
採用判断表の総合評価推奨順位と保存完了が表示された画面

推奨順位は1位:鈴木花子(★5)・2位:中村誠(★4)・3位:山田太郎(★4)という結果。

「技術×営業の複合スキルで図面読解力・新規開拓実績あり・名古屋での長期定着見込みの4点が揃っており最もバランスよい」という推薦理由まで付いています。

面接メモを3つ渡しただけで、役員への報告資料として使えるレベルの比較表が完成しました。

「3名全員に普通自動車免許の確認漏れがあるため二次面接前に一括確認するように」という注意書きまで入っていて、見落としの防止にもなっています。

活用のポイントまとめ

  • 採用要件ファイルは職種・条件・会社の特徴を具体的に書いておくほど、求人票の完成度が上がります
  • 面接メモは当日中に渡すのがおすすめです。記憶が新鮮なうちに整理が完了します
  • 候補者比較表は面接メモをまとめて渡すだけで作れます。候補者が増えても指示は変わりません
  • 採用要件ファイルと面接メモを同じフォルダに入れておくと、評価レポートで採用要件との適合度を自動でチェックしてくれます

まとめ:採用の「書く仕事」に使っていた時間が空く

求人票の作成・評価レポートの整理・候補者比較表の作成

——この3つはどれも採用業務に欠かせない作業ですが、時間がかかる割に「人を見る」本来の仕事とは少し離れたところにあります。

Claude Codeに任せることで、面接や社員面談など、人と向き合う時間をより多く確保できます。


Claude Codeの活用方法は採用業務以外にもたくさんあります。営業・マーケティングへの活用方法などこのシリーズの別記事でも紹介していますので、このページ下の「一覧を見る」からぜひご覧ください。

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まず手元にある直近の採用要件をファイルにまとめて、求人票を作るところから試してみてください。