※本記事で登場する人物・企業・商談内容はすべて架空のサンプルデータです。 実際の顧客情報・個人情報は一切使用していません。この記事では、こんな営業担当者のペルソナを設定して進めてみます。佐藤 雄一(38歳)/中堅メーカー 営業部 主任既存顧客のフォローと新規開拓を兼務。商談自体は好きだが、議事録・提案準備・レポートなど「書く仕事」に毎日1〜2時間は取られている。顧客と話す時間をもっと増やしたいと思いながら、なかなか改善できずにいた。営業担当者の1日は「書く仕事」で埋まっている。商談が終われば議事録を整理して、翌日の訪問前には顧客情報を読み返してトークを組み立てて、商談後にはお礼メールと次回提案の準備をする。本来は顧客と話す時間に使いたいはずの時間が、気づけばデスクワークに消えていく。今回は、BtoB法人営業の担当者がClaude Codeを1日の業務フローに組み込んだ場合、どの作業がどう変わるかを3つの場面に分けて紹介します。場面①:朝イチ|商談議事録からTODOを整理する出社してまず確認したいのが、前日の商談で出た決定事項とTODOです。手書きや音声メモで残した議事録をそのままClaude Codeに渡して、整理してもらいます。以下を左下の指示欄に入力します。商談議事録_20260514_株式会社アサヒ精工.txtを読み込んで、決定事項とTODOを担当者別に整理してください。出力されたのは「決定事項」と「TODO(担当者別)」に分かれた整理リストです。自社担当の佐藤のTODOが期限付きで3件、先方担当のTODOが1件、それぞれ一覧になっていました。さらに「補足メモ(次回訪問に向けて)」として競合状況や注意すべき相手の優先事項まで添えてくれています議事録を書いた本人でも、翌朝読み返すと「あれ、誰が何をいつまでにやるんだっけ」となりがちです。それが整理された一覧を見た瞬間に全部頭に入ってくる。朝イチの15分が、数十秒に変わります。場面②:訪問前|確認メモとトークスクリプトを準備する顧客訪問の数時間前、移動の合間や午前中のうちに準備しておきたいのが「今日この訪問で何を達成するか」の整理と、相手に合わせたトークの骨子です。顧客情報ファイルをClaude Codeに渡して、訪問前の確認メモとトークスクリプトのたたき台を作ってもらいます。以下を入力して指示してみます。顧客情報_株式会社ミナミ食品.txtを読み込んで、本日の訪問前の確認メモとトークスクリプトのたたき台を作成してください。返ってきたのは「訪問前確認メモ」と「トークスクリプト(たたき台)」の2部構成でした。確認メモには今回の訪問ゴール・必ず持参する準備物(キーパーソンの要望に対応する資料一覧)・キーパーソン別の当日注意点・競合への対抗ポイントが整理されています。トークスクリプトは「冒頭:前回の振り返りと今日の目的確認(2〜3分)」から始まり、西田部長向けのトレーサビリティ説明・中村課長向けのサポート説明・ROI費用の整理・クロージングまで場面ごとに具体的なセリフが書かれていました。「競合A社は価格が高いが知名度がある、競合B社はサポート体制が弱いと中村課長が懸念している」という情報をもとに、自社の差別化ポイントをどう訴求するかまで整理されていました。顧客情報ファイルに書いておいた内容が、訪問準備として形になって返ってくる感覚です。場面③:商談後|お礼メールと次回提案のたたき台を作る商談が終わったあと、その日中にやっておきたいのがお礼メールの送付と次の訪問に向けた準備の整理です。商談中に取ったメモをそのままClaude Codeに渡します。以下を指示文を入力します。商談メモ_20260520_株式会社ミナミ食品.txtを読み込んで、お礼メールと次回提案に向けたたたき台を作成してください。画面に表示されたのは「お礼メール(たたき台)」と「次回提案に向けたたたき台」の2つです。お礼メールには件名・宛先・本文・弊社からの対応内容一覧(期限付き)まで含まれていました。商談での発言をそのまま拾って、「西田部長から監査対応もスムーズにできそうとお言葉をいただいた」という具体的な内容も盛り込まれています。次回提案のたたき台には「受注確度90%。来週(5/27前後)の稟議通過が事実上の最終関門」という状況整理から始まり、佐藤担当の直近アクション(期限・優先度付き)・次回訪問に向けた持参物・キーパーソン別の当日ポイント・稟議フォロー時の連絡文まで出てきました。商談メモを渡しただけで、お礼メール・次のアクション・次回訪問準備・フォロー連絡文まで一気に揃いました。商談直後のまだ記憶が新鮮なうちに、移動中や帰社後すぐに完成させられます。1日の作業結果をまとめてファイルに保存する最後にまとめて保存します。以下の指示文を入力します。今日の3つの作業結果(議事録のTODO・訪問前確認メモ・お礼メールと次回提案)をまとめて、本日の業務サマリー_20260520.txtとして保存してください。「Allow write to〜」の確認で「Yes」をクリックすると、131行の業務サマリーファイルが完成します。左側のエクスプローラーに「本日の業務サマリー_20260520.txt」が追加されているのが確認できます。ファイルの中には「本日5月28日までの優先アクション一覧(期限順)」も自動で付いていました。翌朝出社したとき、このファイルを開けばその日何をすべきかが一目でわかる状態になっています。活用のポイントまとめ議事録・顧客情報・商談メモは、取った直後にそのままフォルダに入れておくだけで準備完了ですキーパーソンの発言・懸念・優先事項を顧客情報ファイルに細かく書いておくほど、出力の精度が上がります3つの場面の指示はそれぞれ独立しているので、必要な場面だけ使うことも、まとめて使うことも可能です最後に「まとめて保存して」と指示すると、1日の作業が1ファイルに集約されて翌日の確認が楽になりますまとめ:「書く仕事」の時間を、「会う仕事」の時間に変える今回紹介した3つの場面——議事録のTODO整理・訪問前準備・商談後のフォロー——はどれも、毎日発生する定型作業です。これらをClaude Codeに任せることで、営業担当者が本来集中すべき「顧客と向き合う時間」をより多く確保できます。特別な設定や専門知識は必要ありません。議事録・顧客情報・商談メモをフォルダに入れて、日本語で指示を出すだけです。これまでの作業時間が驚くほど短縮されると思います。「自分の営業スタイルに合った使い方を相談したい」「どんなファイルを用意すればいいかわからない」という方は、ぜひこちらのUDATAお問合せよりお気軽にご相談ください。実際の業務フローに合わせて、最初の一歩を一緒に設計します。まず手元にある直近の商談議事録を1枚用意して、試してみてください。