Hotjarを導入すると、ヒートマップやファネル分析に加えて「セッションリプレイ」が利用できます。セッションリプレイでは、ユーザーがサイト上で行ったクリック、スクロール、ページ移動などの操作を再生でき、実際の行動を時系列で確認できる点が特徴です。再生できる情報が多いため、最初に開いたときは次のように感じることがあります。どこを見ればよいか分からない何本か見ても判断材料が整理できない「見て終わり」になってしまうこの記事では、Hotjar Freeプランを前提に、セッションリプレイで何を見るかを整理します。■セッションリプレイはどんなときに使う?セッションリプレイは、ユーザーがサイト上で行った操作を再生し、行動の流れを時系列で確認できる機能です。ヒートマップやファネル分析の結果を具体的な動きとして確認したいときに活用します。Hotjarのヒートマップ(クリックマップやスクロールマップ)では、どのボタンが押されているか、どこまで読まれているかといった傾向を把握できます。また、ファネル分析では、どのページで離脱が増えているかを数値で確認できます。たとえば、クリックマップで、想定しているボタンのクリック数が少ないスクロールマップで、重要な情報まで到達していないファネルで、特定ページの離脱率が高いといった結果が出た場合、セッションリプレイを活用します。リプレイでは、その直前にどのような操作が行われていたかを追えます。どこで止まり、どの要素の周辺で動きが増えているのかを具体的に確認できます。※掲載しているセッションリプレイの画面は、一部情報をマスク化しています。■セッションリプレイの画面説明セッションリプレイは、再生画面の中で複数の情報を同時に確認できます。操作の流れを追うときに見る主な箇所は次のとおりです。①再生画面ユーザーが見ていたページと、マウスの動き・スクロールの動き。②イベント一覧クリックや入力、ページ遷移などの操作履歴。③タイムラインセッション全体の長さと、現在の再生位置。④スクロール量どのタイミングでスクロールが発生しているか。⑤再生時間現在位置とセッション全体の経過時間。■セッションリプレイで確認する流れリプレイでは、次の4つの視点で再生します。全体の流れまずは1本を通して再生し、開始ページから離脱までの流れを追います。どのページから始まり、どのページで終了しているか想定している導線どおりに進んでいるか途中で行き来しているページがないかマウスの動きもあわせて確認します。特定のエリアを何度も行き来している場合、情報を探している動きであることが分かります。スクロールページ内での到達位置を確認します。重要な情報まで到達しているか申込や問い合わせにつながる要素の位置までスクロールしているか特定のブロックを飛ばしていないかスクロールが止まっている箇所では、表示されている内容もあわせて確認します。上下に往復している場合は、その周辺の情報を読み直している動きと考えられます。クリック(タップ)クリックやタップの操作を確認します。想定している導線上の要素が選択されているかクリックできない要素や余白が操作されていないか同じ箇所を繰り返し操作していないか想定外の場所がクリックされている場合は、押せると誤認されている、または導線上の要素が見つけにくい、といった状況が読み取れます。離脱直前の動き離脱前の数秒間を重点的に見ます。ボタンの直前で止まっていないか入力途中でページを戻っていないか同じ情報を見直していないか離脱直前の動きには、判断に迷った箇所を特定する手がかりになります。■セッションリプレイを改善に活かすセッションリプレイでは、ユーザーの操作の流れを確認できますが、リプレイは1件ずつの行動を見る機能のため、サイト全体でどこに課題があるかは把握しにくい場面があります。そこで、ファネル分析で離脱が増えているページを絞り込み、ヒートマップでクリックやスクロールの傾向を確認したうえで、該当ページのリプレイを確認します。数値で変化が出ている場所と、リプレイで見える動きが同じ箇所に集まっている場合は、見直す優先度を付けやすくなります。気になる箇所があるときは、リプレイで次の点を確認します。ファネルで離脱が増えているページ→ 離脱直前の操作を確認する。入力前で止まっているのか、 入力途中で戻っているのかを押さえる。ヒートマップで想定外の場所にクリックが集中している場合→ その場面の操作を追う。押せると誤認しているのか、 迷って操作しているのかを切り分ける。重要な情報までスクロールされていない場合→ どの位置で離脱しているかを把握する。 ページ構成や情報の出し方に影響が出ていないかを確認する。■まとめセッションリプレイは、ユーザーの操作を時系列で確認できる機能です。ヒートマップやファネル分析では見えにくい「操作の流れ」を具体的に把握できます。何を確認するかを整理したうえで再生すると、リプレイは観察ツールとして使いやすくなります。まずは気になるページから、視点を決めて再生してみてください。Hotjarの導入手順や、Freeプランで使用できる基本機能については以下記事にてまとめています。【Hotjar導入ガイド】初心者でも始められる行動可視化ツールの解説https://udata.co.jp/posts/Q9LyDA1NHotjar Freeプラン|データが集まったら何を見る?ヒートマップで確認する順番https://udata.co.jp/posts/vf_LZKQ_Hotjar Freeプラン|データが集まったら何を見る?ファネル分析で確認する順番https://udata.co.jp/posts/XGizb1vVセッションリプレイは「見て終わり」になりやすい一方で、見方を整理すると改善の優先順位がはっきりします。UDATA株式会社では、行動データをもとにした課題整理や改善設計をご支援しています。 UDATA株式会社お問合せ からお気軽にご相談ください。