前回のコラム「UDATA株式会社における使用事例!Canvaで効率化するフィード投稿作成術【詳細解説】」では、弊社がSNSでフィード投稿を効率的に作成する方法をご紹介しました。今回は、さらに一歩進み、弊社が運営する子連れお出かけスポット紹介アカウントにおけるリール作成の工程を詳しくご紹介いたします。1. 企画:リサーチとテーマ決定(30分~1時間)リール作成の第一歩は企画段階です。リサーチ内容: 類似ジャンルのアカウントや投稿例を調査し、投稿内容の反応を分析。テーマ決定: 過去の投稿で反響があった情報を基に、お出かけ情報をテーマとして選定します。この工程はフィード投稿と同様のプロセスですが、リールでは動画として映える内容を意識する点が異なります。2. リールのテキスト作成(30分~1時間)次に、投稿用テキストを作成します。キャッチコピーの作成: 撮影予定地の魅力を的確に伝える短いフレーズを考案。撮影イメージ: 視聴者に伝わりやすい画角や構図を想定し、具体的なシナリオを準備します。3. 撮影(30分~)手持ちのiPhone12miniで撮影を行ない、4K/60fpsの高画質で保存設定をしております。リールの中心となる動画素材の撮影は、効率を重視しています。被写体が子ども: 短時間で撮影を完了させるため、事前に考えた構図を即座に反映。臨機応変な対応: 子どもの動きに合わせた柔軟な撮影が求められます。その為、事前に撮影イメージを膨らませて準備をしておく事で出来る限り短時間で子供が飽きてしまわない様に気をつけて撮影をするように心掛けています。4. 編集作業(30分~40分)編集作業では現在、2つのアプリを活用して効率化を図っています。① 撮影データの編集:VLLOを使用動画のメイン部分は、直感的な操作性と編集精度に優れたアプリ「VLLO」を利用。細かい時間の切り取りやモザイク加工など、Canvaでは対応が難しい部分を補完します。② 仕上げ:Canvaでデザイン統一表紙デザインとCTA(コール・トゥ・アクション)の追加: Canvaでテンプレートを利用し、ブランドの統一感を演出。編集後の動画をPC経由でインポート: 最終的なリールデータとして完成させます。以前はすべてCanvaで一括編集していましたが、以下の課題から現在の2段階プロセスに変更しました。【Canvaだけで対応しきれなかった課題】モザイク加工の限界 動画内で被写体が動く場合、Canvaでは追尾機能がなくモザイクを適切に配置できない。編集精度の不足 動画編集特有の細かなタイミング調整がCanvaでは難しいため、専門アプリで補完する必要がある。商用利用の安全性や操作性、コストパフォーマンスを考慮し、現在では「VLLO」と「Canva」を併用する方法を採用しています。5. まとめ:2つのツールで効率化とクオリティを両立弊社では、リール作成において「Canva」との特性を活かし、効率と品質の両立を実現しています。モザイク加工や精密な編集をVLLOで行い、ブランドデザインの統一感をCanvaで補完することで、視覚的にも魅力的なコンテンツを制作しています。今後はさらなる効率化とクオリティ向上を目指し、他のツールや機能の活用も検討していく予定です。リール作成を効率化したい方は、ぜひこれらのプロセスを参考にしてみてください!